タイ古式マッサージ
タイ古式マッサージについて
タイ古式マッサージはタイ伝統医療(薬学医学、栄養医学、精神的修行、手技療法=マッサージ)のうちの手技療法になります。
人体には72000本ものSEN(セン)と呼ばれる生命エネルギーが流れる通り道があります。タイ古式マッサージではこのSENの中の主要な10本のエネルギーラインを刺激することによって体調を整えていきます。
マッサージに使われる手技は指圧、整体、矯正、ストレッチングと様々なバリエーションがあり、特にアクロバティックなストレッチングの手法から別名「二人でやるヨガ」などとも言われています。
タイでは医学としての地位を確立し、病院で西洋医学と併用して治療にも用いられています。
日本では民間資格ですので、治療目的ではなく、健康増進、リラクゼーションの一環として提供させていただいております。
タイ古式マッサージの特徴
タイ古式マッサージはとてもゆっくりとしたペースでおこないます。
ゆったりとした一定のリズム行うことにより、それに合わせて受け手の呼吸も深くなり、心地良い眠気にも似た深いリラクゼーションをもたらします。
また脚への施術に重点が置かれているのも大きな特徴です。
足は木で言えば根のようなもの、家で言えば土台の部分です。人間の体も同じく足が重要なのです。タイ古式マッサージでは主要なSEN(人体のエネルギーライン)のうち6本が足から脚の付け根に集中しているために、この部分にもっとも時間をかけて行われます。
凝り固まった筋肉をじっくりほぐし、緩んだ筋肉をストレッチでゆっくりと無理なく伸ばし、最後に体を矯正することにより歪みを調整するホリスティックな手技療法です。
こんな方に
・イライラする ・リラックスしたい ・疲れている ・健康を維持・増進したい
禁忌事項(注意事項)
以下のような症状(または状態)のある方はトリートメントをご遠慮いただく場合があります
・飲酒している ・感染症にかかっている ・骨折しているしている ・傷があったり、傷口がひらいている ・高熱の場合 ・骨粗しょう症
その他、質問、気になることがございましたら、お気軽にこちらへお問合せ下さい。
タイ古式マッサージの歴史
タイマッサージはタイ語でNuad Bo'Rarn(ヌアッド・ボーラン)と呼ばれ「古代の聖なる治療法」という意味を持つことから、古代より継承されてきていることが伺えます。
歴史上の創始者は今から2500年以上前にインドで生まれたシワカ・コマラパという人物です。彼は仏教の開祖仏陀の主治医であり、サンガと呼ばれる仏教僧集団の筆頭医師でもありました。医学の知識に非常に富み、薬草(ハーブ)や動物・鉱物(ミネラル)などを治療に使用していたといわれています。
ある書物に「関節の痛みや足のひび割れに対してはオイルを使用して施術する」と記載されていることから、これがタイ古式マッサージの始まりと言われています。
仏教僧たちがインドからタイに移ってきたときに、仏教と共に医学がタイに伝えられました。
シワカが仏教僧集団の筆頭医師だったこともあり、仏教との関係は非常に深く、国民の95%が仏教徒というタイにおいては、仏教と共にタイ古式マッサージが伝承されたといっても過言ではありません。